イエスと歩む

あなたには主と呼べる方がいます

みなさん、こんにちは。今日は私たちの主であるイエス・キリストについて話してみましょう。私たちには、心の中に解決しなければならない問題があります。それを正しく処置しないと、一生の間、毎日悩むことになるでしょう。その問題は、主権の問題です。あなたの人生の主権者は、いったい誰でしょうか? あなたは、自分の意思に従っていますか？ それとも、思いを尽くし、心を尽くし、力を尽くして、神様の御心に従っていますか？

新約聖書のマタイ福音書の中で、イエス様はこう言われました。「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませえてあげます。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」（マタイ１１：２８－３０）。

キリストにあって勝利の人生を歩んでいくためのカギは、イエス・キリストのくびきを負い、彼から学んでいくことです。別の言葉でいうならば、キリストの言葉と手本に倣（なら）って人生を歩むのです。このことは確かなことです。なぜならば、イエス・キリストは、全知全能であり、一度に偏在（へんざい：どこにでも存在する）されるお方だからです。そして、彼は、ご自身の死と復活をもって罪の力を打ち砕かれたからです。イエス様は神様であり、命をくださる方なのです！

しかしながら、感情が湧きあがり「いいえ、わたしは自分のやりたいことをしたい。」と叫ぶ、あなたの古い性質が、依然として、心の中にかなり残っていることでしょう。このことはキリストに従うすべての人々に起こることなのですが、そのようなことが起こる時、あなたは自分の意思を脱ぎ捨て、神様の御心を身にまとっていかなければならないのです。何があなたにとって最善であるかを、イエス様はご存知なのです！ イエス様は、あなたが願い求めたり、想像したりできないほど、大きなことを行うことができます。 彼は、悪に向かっていたものを善に向かうように、変えることができます。 神様は、あなたの人生に対する、計画と永遠の定めをお持ちなのです。

あなたは、キリストに従う者になった今、キリストの基準に従って生活し、キリストの規則に従って行動しなければなりません。イエス様は聖書の中でこのような話をされました…

「だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ち付けたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです。また、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行わない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました。しかもそれはひどい倒れ方でした。」（マタイ７:２４－２７）。

もし、あなたが神様の御心に従うのであれば、あなたの家は岩の上に建てられたものとなります。しかし、自分の意志に従っているならば、あなたの家は砂の上に建てられているので、ひどい倒れかたをしてしまうのです。

では、どのようにして神様の御心を見つけることができるでしょうか？ 神様の御言葉である聖書を読むことをお勧めします。 聖書は、神様があなたに書いた手紙なのです。また、神様と会話し、神様の御声に耳を傾ける祈りの時をもつこともお勧めします。そして、神様の御言葉をあなたの生活の中でどのように適用していけばよいか、誘惑にどのようにして対処すればよいか、更に、どのようにして神様の御心に従っていけばよいかを教えてくれる成熟したクリスチャンたちと交流することをお勧めします。

クリスチャンになったばかりの時、神様の御心に従うことを学ぶということは、まったく新しい考え方や応答の仕方を身につけることを意味します。イエス様が「しかし、私の思いではなく、神様の御心がなりますように」と祈ったように、日々祈りましょう。主は、従順になるために必要な力と知恵をくださいます。あなたは、いつでも、どこでも、様々な時に、イエス様に「イエス様はどのように思いますか？私はこの時点でどうすればいいですか？」と尋(たず)ねなければなりません。そして、彼が語ることを行っていくことが大切なことなのです。

それでは、最後にお聞きしますが、どなたがあなたの人生における主権者でしょうか？人生の旅を歩んでいく中で、完全なる主権をあなたの新しい主であるイエス・キリストに、あなたがお委ねできますように、私は祈っています。今日も神様の御心が、あなたのうちで、あなたを通してなりますように。